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Tuesday, June 30, 2020

「手を触れずに⿂のサイズを推定する装置(⿂体サイズ算出装置)」の特許を取得 - PR TIMES

【特許出願の概要】

■発明の名称 : ⿂体サイズ算出装置
■特許番号:特許6694039
■出願番号 : 特願2018-218922
■内容 : 回遊中の⿂の実サイズを正確に算出することができる⿂体サイズ算出装置
 

【開発背景】
養殖生け簀内の魚のサイズは、適切な給餌量や収穫高を把握するための重要な情報だが、従来、生け簀内の魚の成長管理は、直接網でサンプルとなる魚を掬いあげて測定するという手作業で行われていた。この方法では時間や人手がかかり、測定者によって誤差が生じることも少なくなかった。しかも、魚に傷が付くほか、傷が原因でほかの魚の魚病の原因になることもある。また、掬いあげて測定することができない魚などもおり、水の中にいる魚の育成状態を正確に把握しにくいという課題があった。そこでアイエンターは、水産養殖漁業者と提携をし、先端技術のAIをベースに⼿を触れずに⿂のサイズを推定する装置の開発をスタート。養殖業が抱える課題を解決する「⿂体サイズ算出装置」を2018年11月22日に出願し、2020年4月20日に特許を取得した。 

【技術概要】
今回開発した「⿂体サイズ算出装置」は、持ち運び可能な水中ステレオカメラで魚を撮影し、ディープラーニングの物体検出技術によって魚体を検出、同時に魚の位置情報から、魚の体長(上顎先端から尾鰭基底まで)と体高(背縁から腹縁まで)を測定します。測定したデータは測定記録のデータとしてデータベースに保存され、管理蓄積データの分析、活用を行う。
 


この技術の活用により、非接触測定で魚に負担をかけることがなく正確な測定が可能となり、計測による魚の斃死や魚病リスクも回避でき、高付加価値化が期待される。また、給餌量の最適化によるコスト削減、生産活動の省力省人化、担当者のスキルに依存しない測定精度と生産性の向上が実現でき、担い手確保の貢献に期待される。
 


【今後の展望について】
近年、日本の水産養殖業において、スマート水産業の社会実装に向けた取り組みが注目されているが、アイエンターの「⿂体サイズ算出装置」の技術は環境に左右されやすい沿岸や沖での測定も可能なため、海上養殖をメインとしている諸外国からも注目が高い。初年度は国内に50台導入、また、海外への導⼊実現に向けてサービス向上を⽬指しております。

■アイエンターのマリンテック事業
​海上、陸上養殖での養殖生簀の管理、繁殖と養殖魚の管理、品質や生産性の向上、自然環境変化による被害、コスト削減最適化などの課題解決と発展につながる技術開発により養殖業における自動化、省人化、環境活性化を目指す。
・IoT水質センサー:https://www.i-enter.co.jp/solution/marine-tech/iot-wqsensor/index.php
・魚体サイズ推定システム:https://www.i-enter.co.jp/solution/marine-tech/fishsize-measurement/index.php
・電子入札システム:https://www.i-enter.co.jp/works/electronic-bidding/index.php

■会社概要
会社名: 株式会社アイエンター
所在地 : 東京都渋谷区渋谷2-14-10 長沼ビル5階
代表者:入江 恭広
設立:2004年9月
事業内容 : システム開発/アプリ開発/クラウドソリューション/最先端技術研究開発/自社プロダクト開発/デジタルマーケティング
URL : https://www.i-enter.co.jp/

■本件に関するお問い合わせ
メールアドレス:https://www.i-enter.co.jp/contact/
 

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