印刷業の文化社(岐阜市芋島、所貴佳社長)は、手のひらサイズの水うちわ「すずめの水うちわ」を発売した。岐阜の伝統工芸品を日常的に使いやすくした商品。電子商取引(EC)サイトで1枚5500円で販売している。
細く割いた天然の竹に極薄の美濃和紙を張り、ニスを塗って作る。全て手作業で進め、完成までに約1カ月ほどかかる。大きさは縦21センチ、横12センチ。金魚、ボタン、麻の葉の3種類のデザインをそろえる。うちわ1枚が売れるごとに100円を岐阜市内の就労継続支援B型事業所に寄付する。
実店舗での販売も検討しているといい、担当者は「会員制交流サイトなどを活用してPRに力を入れる。気軽に水うちわを持って外出する暮らしを浸透させたい」と話す。
カテゴリ: 経済
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