大規模災害が起きたときに消防隊員の支援の拠点となる特殊な大型車両を使った防災訓練が、神奈川県厚木市で行われました。
「拠点機能形成車」は大規模災害の際、消防の救助隊員の後方支援の拠点となる特殊な車両で、全国に24台あるうちの1台が神奈川県で唯一、厚木市に配備されています。
24日の訓練には厚木市消防本部の職員13人が参加し、市内で大規模な地震や火災などが発生してけが人が多数出たという想定で行われました。
はじめに、ふだん幅2.5メートルの車体をさらに2メートル伸ばし、車内のスペースを広げたうえで、中にパソコンやプロジェクター、通信機器などを設置する手順を確認しました。
車両に積んだエアーテントで高さ3.5メートルの大型の救護所を設置する訓練も行われ、消防隊員らは声を出しながら流れを確認し、テントに空気を入れたあと中にベッドなどを運び込んでいました。
厚木市消防本部によりますと、この拠点機能形成車は去年7月静岡県熱海市で起きた土石流災害の現場でも出動し、消防隊員の休息拠点として利用されたということです。
厚木市消防本部の石黒光輝警防係長は「どのような大規模災害が起きても、スムーズに使うことができるように、訓練を重ねたい」と話していました。
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