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Sunday, April 24, 2022

名車と呼ばれることはなく「残念」だったけれど、どこか愛しい車両たちの軌跡『さらに残念な鉄道車両たち』発売 - PR TIMES

lohduri.blogspot.com  インプレスグループで航空・鉄道分野のメディア事業を手掛けるイカロス出版株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:山手章弘)は、2022年4月18日に池口英司著さらに残念な鉄道車両たちを発売いたしました。本書は『残念な鉄道車両たち(2017年10月発売)』、『もっと残念な鉄道車両たち(2020年3月発売)』に続く、シリーズ第3弾となります。

 いわゆる名車として歴史に名を刻む車両がある一方で、残念ながら所期の成果を得ることなく消えていってしまう車両も数多くあります。でも、それは単に「失敗」だったわけではありません。コンセプトが意欲的すぎたとか、計画から製造までの間に需要が変わってしまったとか、お客さんの要望を読み切れなかったとか、あまり評価されなかった理由はさまざまですが、ほんのちょっと時代がずれていれば、名車と呼ばれたかもしれない実力を秘めた車両ばかりです。名車とは紙一重、すごい車両なのに運に見放された車両たちと言えるかもしれません。

 本作は、『残念な鉄道車両たち(2017年10月発売)』、『もっと残念な鉄道車両たち(2020年3月発売)』につづくシリーズ第3弾にあたります。「できの悪い子ほど可愛い」とはよく言いますが、鉄道車両においても、じつは名車と呼ばれる車両よりも、ちょっと抜けたところがある車両のほうが愛しく、かわいいものです。だから、本シリーズでは一貫して、残念な理由をあげつらったり、否定したりはしていません。結果的に失敗の烙印を押されてしまった車両でも、明確な目的や意図があり、高い目標がありました。それがどうして「残念」なことになってしまったのか、その理由を探ります。

 失敗から学ぶことで、ひとは成長するものです。それは鉄道車両も同じです。残念な車両たちがなければ、鉄道先進国といわれるニッポンの鉄道技術がここまで高度に発達することもありませんでした。
 世間的な評価はあまり受けなかったけれど、愛すべき車両たちには、鉄道150年の歴史が凝縮されています。残念な車両たちが残した大きな功績と意義を感じていただければと思います。
 

名車中の名車とも言われる581・583系寝台座席兼用特急形電車のなれの果ての「食パン電車」419・715系近郊形電車。赤字にまみれた国鉄が生み出した、不運な車両の代表格です。
 

特急車両としては出色の出来とも言われる車両ながら、「小田急ロマンスカー」という呪縛から、あまり評価されることがない小田急30000形EXE。
 

2021年に惜しまれつつ引退したM100形は、じつは当初のコンセプトは走り始めて10年ほどで崩壊しており、残念な形で半世紀を走り続けた車両だったのです。
 

高くて乗れません!という、やっかみも聞こえてくるクルーズトレインですが、好調な実績とは裏腹に、鉄道事業者にとってはかなり危険な一面もはらんでいます。
 

なんとも評価のしにくい「四国の新幹線」。ファンの評判も真っ二つです。残念な車両かもしれませんが、考え方によっては稀代の名車かもしれません。

●目次
はじめに
国鉄C62形2・3号機
国鉄急行形サハシ
国鉄キワ90形有蓋気動車
国鉄キハ08系気動車
国鉄EF80形電気機関車
札幌市交通局M100形
国鉄183系特急形電車
国鉄72系アコモデーション改善車
国鉄50系客車
京浜急行電鉄800形電車
国鉄200系新幹線電車
京阪5000系電車
国鉄419・715系近郊形電車
国鉄100系新幹線電車
銚子電鉄澪つくし号
国鉄211系近郊形電車
伊豆急行ロイヤルボックス
JR西日本クモハ184形電車
北近畿タンゴ鉄道KTR001系
JR東海300系新幹線電車
JR東日本E501系通勤形電車
小田急電鉄30000系特急形電車
JR東日本E4系新幹線電車
東京都交通局日暮里・舎人ライナー
JR東日本E259系特急形電車
JR東・西・九州クルーズトレイン
JR四国キハ32系鉄道ホビートレイン
JR東日本E235系
阿佐海岸鉄道DMV
国鉄鉄道連絡船
あとがき

●著者紹介
〇池口英司 Eiji Ikeguchi
1956(昭和31)年、東京都生まれ。日本大学芸術学部卒業。鉄道雑誌の編集者を経て独立。鉄道や鉄道模型、旅行関連など、幅広い分野で活躍を続けるフリーランスのライター・カメラマン。『残念な鉄道車両たち』『国鉄のスピード史』『まるわかり鉄道用語の基礎知識850』(いずれも弊社刊)、『鉄道趣味人の世界』(交通新聞社)など著作も多数。

書籍情報
書 名:さらに残念な鉄道車両たち
著者名:池口英司
発行所:イカロス出版
発売日:2022年4月18日
ISBN : 978-4-8022-1150-5
体 裁:B6判 ・316ページ
定 価: 1,980円(本体1,800円+税10%)
https://www.ikaros.jp/sales/list.php?srhm=1&tidx=0&Page=1&ID=5197

【イカロス出版株式会社】  https://www.ikaros.jp/
『月刊エアライン』を中心に航空、鉄道、ミリタリー、レスキュー分野で出版活動を展開。
さらに旅行、通訳・翻訳、ライフスタイルなどの分野でも多くの出版物を展開しています。

【インプレスグループ】 https://www.impressholdings.com/
株式会社インプレスホールディングス(本社:東京都千代田区、代表取締役:松本大輔、証券コード:東証スタンダード市場9479)を持株会社とするメディアグループ。「IT」「音楽」「デザイン」「山岳・自然」「航空・鉄道」「モバイルサービス」「学術・理工学」を主要テーマに専門性の高いメディア&サービスおよびソリューション事業を展開しています。さらに、コンテンツビジネスのプラットフォーム開発・運営も手がけています。 

以上

【本件に関するお問合せ先】
イカロス出版株式会社 担当:佐藤信博
Tel:050-5602-3270 / E-mail:sato-no@ikaros.co.jp
URL:https://www.ikaros.jp/

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