あなたがしてきた議事録、この1台が自動化で引き受けます──。
翻訳機の「POCKETALK」で大ヒットを飛ばしたソースネクストが2021年12月9日、録音した音声を文字化するAIボイスレコーダー「AutoMemo S」を発表、2022年1月21日に発売します。価格は2万4800円。
最大の特徴は名刺サイズとコンパクトながら、録音状況や文字起こしの結果などを2.83インチのタッチ対応画面で確認できること。AIボイスレコーダーとしては2020年12月4日発売の「AutoMemo」を本誌でもご紹介しましたが、AutoMemo S はディスプレイ搭載により、情報を視覚的に表示できるというのが大きな注目点だといえます。録音データを聞き返さなくても、文字化された内容から聞きたいところを探せるのも大きなメリットです。
また、キーワード検索もできるため、過去の録音データの中から再び聞きたいデータを探せます。文字化された録音内容や録音データを指定のアドレスに送付できるため、その後の編集作業にも役立てることが可能です。
なお、対応言語数は日本語、英語、中国語などを含む計72言語。
録音データはWi-Fiでクラウドに保存されます。保存件数や期間に制限はないので、容量が足りるかどうかを気にする必要がありません。
AutoMemoからの改善点としては、文字起こしの精度が挙げられています。発表によれば、約40dbの会議室で、話者と端末との距離が80~100cmで4名の会話を録音してテキスト化する作業を5回行い、正解率の平均値を旧エンジンと比較したのだとか。AutoMemo S では自然な位置に「、」や「。」が入るため、文字起こし後のテキストが読みやすいとのことです。
また、本体と同じ再生機能を持つ専用スマホアプリを併用することも可能。すぐに確認したいときは AutoMemo S 、より大画面で確認したいときは専用スマホアプリと、目的に応じた使い分けができるのも特徴のひとつです。
このほか、購入時は毎月1時間まで無料でテキスト化を試せるベーシックプランになっています。使い方にあわせて、毎月30時間までテキスト化できる「プレミアムプラン」、使用期限なしで10時間までテキスト化できる「10時間チャージ」も利用できます。
ちなみに、ソースネクストが手掛ける名刺サイズの製品といえば「POCKETALK S」を想起されるかもしれませんが、AutoMemo S には翻訳機能が備わりません。それに加えて、一度の録音でテキスト化できるのが1言語のみというのも留意すべき点です。
Source:Automemo.com
からの記事と詳細 ( ソースネクストが AutoMemo S 発表、自動で文字起こしする名刺サイズの録音機 - Engadget日本版 )
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