ダイハツが電動車両の特許を申請
2021年8月10日、ダイハツが申請していた電動車両に関する特許が公開されました。出願されていたのは2020年1月です。
詳細なデザインこそ確認できないものの、今後投入される次期車両のヒントとなる情報がいくつか存在しました。それらをこれまで判明している事実とあわせてお伝えします。
軽商用EVの可能性が高い
まず、今回確認された特許に記載されている車両は、2021年7月21日にトヨタ・スズキ・ダイハツの3社がオンライン発表したEV商用車である可能性が非常に高いと思われます。
実際に今回確認された特許にはそれを裏付けるような特徴が数多く見られます。
ワンボックスタイプのEV
特許画像に用いられているのは、箱型形状を採用したワンボックスカー。ダイハツ車でいうとタントやウェイク、ハイゼットカーゴといった車種に近い形状です。
記述によると、この車両はエンジンを有しない変わりに動用のモータ及び駆動用のバッテリーを搭載するピュアEV。
FF&フラットフロアで優れた居住性を実現
駆動方式にFFを採用していることに加え、エンジンよりも広い収容スペースが必要な大容量バッテリーや電子機器を収容するため、低床化とフラットフロア化が図られています。
これによって、運転席から後部スペースにかけて平坦なフロアが実現し、優れた居住性・利便性を実現。商用車としての積載性も申し分ないと思われます。
ラダーフレームを採用か?
さらに、この車両はラダーフレーム構造を採用する可能性が高く、特許にそれらしき画像が含まれているほか、記述にもサイドメンバーやクロスメンバーといった部位の名称が多く用いられています。
ラダーフレーム構造とは、商用車やオフロード車に用いられるフレーム形状。国産車でいうとトヨタ ランドクルーザーやスズキ ジムニーといった本格オフロード4WDや、トヨタ ハイエースや日産 キャラバンといった商用モデルに採用されています。
仕組みが簡素で製造も容易、かつ堅牢性が高いというメリットを持っている反面、コンパクト化しづらく重量もかさむというデメリットがあります。
そのため、現在では乗用車に用いられるのは前述した本格オフロードモデルのみ。ましてや軽自動車でラダーフレーム車といえば現在だとスズキ ジムニーしかありません。こうした点も、特許の車両が商用モデルであると考える理由の一つです。
市販車モデルに応用される可能性も
今回確認された特許は、おそらく軽商用EVと思われる車両に関する内容がほとんどでした。
しかし、「本発明はこれに限定されるものではなく、様々な形態の車両構造を備えたものとできる。」、「本発明は、電力により発生する回転動力を駆動輪に伝達して走行する電気自動車やハイブリッド車等において好適に利用することが可能である。」などの記述もあります。
「本発明」とは電動車両のことを指していて、電動車両が必ずしも商用車に限定されるものではないという見方もできます。
そのため将来的にはタントなどのモデルが電動化する可能性も十分考えられるでしょう。今はまだ憶測の域を出ませんが、今後さらに電動化が進んでいくと思われる自動車業界の現状を見ると、ありえない話ではないかもしれません。
国産メーカーの新型車情報はこちらから
その他の最新情報
ついに登場!ジムニーのロングホイールベース
5ナンバーミニバン界が刷新か!次期王者争いの開幕?
マツダの大本命!最も売れたマツダのSUV、CX-5のモデルチェンジは近い?
トヨタのフラッグシップミニバンもフルモデルチェンジ間近?
からの記事と詳細 ( ダイハツが電動車両の特許を申請!ピュアEV軽バン登場が近い? | MOBY [モビー] - MOBY )
https://ift.tt/3ASIymT
No comments:
Post a Comment