究極の普段着。
そう聞いてまっさきに思いつくのが、“白Tシャツ”じゃないでしょうか? ただ真っ白いだけのTシャツには、パッと見の無個性さとは裏腹に、というかそれゆえに、作り手のこだわりがひたひたに詰まっているもの。
生地の種類はなにか、厚みはどれくらいなのか。ネックはどれだけ詰まっていて、アームホールの大きさはどうか。洗濯すると、どう変化していくのか。着丈や身幅は……。
1枚の白Tをつぶさに紐解けば、むしろ個性のオンパレードであることに、はたと気づく。このうえなくシンプルなのに、一筋縄ではいかない。
だからこそ、理想の1枚をいつまでも追い求めたり、気に入った同じものを毎年買い替えたり、みんな白Tにご執心なんでしょうね。
あゝ。げに奥深き、白Tの世界よ。
絶妙すぎる生地厚! 名門ヘインズの「ビーフィー」
白Tで名を馳せるブランドは数あれど、今回紹介するのは名門・ヘインズ(HANES)。
じつに120年もの歴史を持つ、泣く子も黙るアメリカのアンダーウェアメーカーでありますが、なかでも日本で人気が高いのが「ビーフィー(BEEFY)」というブランドの代名詞的モデル。
1975年に誕生してからいまだ愛され続けるゆえんは、なんといってもコットン100%の肉厚ボディ。「肌が透けそうで、透けないかな」くらいの薄くもなく厚すぎもしない、その塩梅が絶妙なんだよな〜。
まさに、1枚で着るために生まれた白Tといっても過言ないくらい。
下着としてしか着られないってわけではもちろんなく、かといって、厚すぎてシルエットが硬くなってしまうわけでもない。「これよりほかにない!」ってくらいに、ツボを心得た1枚なんです。
洗濯を繰り返してもへたらないのも、うれしいところ。ネックもしっかりとしていて、伸びにくいし。
とにもかくにも、夏を通して(もちろん1年通したっていい)ヘヴィーユースできる間違いない白Tを探しているひとには、まず試してもらって損はないかと、ハイ。
キングサイズ、あったんだ!
「ロングスリーブTシャツ」 21SS 2,750円(税込)
で、そんなビーフィーにキングサイズがあったって、ご存知でした?
かくいう僕は、つい先日までつゆも知らなかったわけですが、ネットで偶然見つけて、秒でポチってしまいました。なんせ、でっかいサイズに目が無いもので……。
そして届いたのがこちら。ブランドの表記では、サイズは3XL。ロンTバージョンもあったので、まとめて買っちゃったよ!
特徴的なのは、そのシルエットバランス。ワイドな身幅に対して若干長めの着丈に、いっぽうでコンパクトな袖。いわゆるところの“TALL”の部類に入るシルエットと言えそう。
昨今は、ほとんどのブランドがワイドな身幅に合わせて着丈を短く、袖は大きく設計していますが、「そんなことはお構いナシ」と言わんばかりのアメリカらしい雑さが窺えます。そういうとこ、むしろ好きだな〜!
TALLって、着こなしのバランスをとるのがやや難しいものですが、もちろんそれゆえに楽しめるスタイルもあるわけで。
たとえばナイロンパーカのインナーとして着れば、白Tの裾をちら見せできるレイヤードスタイルに。ベストなんかの下に着てもよさそうだな〜。
ボトムは、太ければなんでもいいか。
ま、なんせ無地の白Tシャツ、これからは1枚で着ることがほどんどなわけだし。細かいことは抜きにして、キングサイズならではのインパクト勝負ってことで問題なさそうだ!
まったく透けないわけではない
アメリカ生まれのブランドだけど、着心地はいたって繊細でやわらか。そのギャップにキュンとくるな〜。
着心地のよさを駄目押しするディテールもあって、それは、サイドに縫い目のない丸胴タイプであること。
そして、襟のネームタグが熱転写されているタグレス仕様であることも。
ゆったりと着られるキングサイズだから、肌あたりはさほど気にしなくてもいいわけですが、それでも、そうした工夫があるに越したことはないよね!
自慢の厚手生地については、「透けない」との評判ではあるものの、さすがに下着無しで着るには心もとないかな〜。あくまで透け“にくい”程度、と考えるのがよさそうです。
白T難民のひとも、すでに理想の1枚に巡り合っているひとも、今夏はキングサイズの「ビーフィー」をお試しあれ。
大きいサイズ BEEFY-T Tシャツ 21SS
大きいサイズ BEEFY-T ロングスリーブTシャツ 21SS
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