「iPhone SE(第2世代)」の人気が止まらない。携帯電話端末の購入補助の適正化を受けて、高額なスマートフォンの購入が控えられがちな中、iPhoneもその影響を受けて、低価格モデルが注目されているのだ。
また、新品の販売を終えているとはいえ、「iPhone SE(第1世代)」は、中古市場での人気が根強い。
そんな新・旧のiPhone SEの実力を再確認するため、歴代のiPhone全機種と画面サイズで比較してみよう。
iPhone SEの画面サイズは何インチ?
新・旧の「iPhone SE」。まずはそれぞれの画面サイズを確認。その後で、歴代iPhone前モデルの画面サイズをチェックしよう。
iPhone SE(第1世代)の画面サイズは4インチ
2016年3月22日に発表された「iPhone SE(第1世代)」。
iPhone 5sをベースにA9チップを搭載。画面サイズは4インチ。1136×640ピクセル、326ppi(Pixels Per Inch)のRetinaディスプレイとなる。
iPhone SE(第2世代)の画面サイズは4.7インチ液晶
2020年4月15日に発表された「iPhone SE(第2世代)」。
後述する「iPhone 8」をベースに、発表時点の最新チップ、A13 Bionicチップを搭載。画面サイズは4.7インチ。1334×750ピクセル、326ppiのRetina HDディスプレイを搭載する。
歴代iPhoneの画面サイズは何インチか? すべて比較してみた
それでは、日本初の「iPhone 3G」から最新の「iPhone 12 Pro Max」まで、歴代のiPhoneの画面サイズを全機種確認しよう。
iPhone 3G
2008年6月9日に発表された「iPhone 3G」。
その後ソフトバンクから発売され、日本で最初のiPhoneとなった。
画面サイズは、3.5インチ。ワイドスクリーンマルチタッチディスプレイは解像度が480×320ピクセルで163ppiと、最新のiPhoneシリーズに比べると画質は相当低いが、スマートフォン黎明期の端末の液晶として当時は、操作感も含めて優れた画面だったといえる。
iPhone 3GS
2009年6月8日に発表された「iPhone 3GS」。
画面サイズはiPhone 3Gと同じ3.5インチで、液晶ディスプレイの解像度は480×320ピクセルで163ppiとなる。
iPhone 4
2010年6月8日に発表された「iPhone 4」。
画面サイズは3.5インチのままだが、デザインを刷新。最新の「iPhone 12」シリーズを思わせるような、エッジの効いたデザインへと進化した。
iPhone初のRetinaディスプレイとなり画質は大幅に向上。画面の解像度は960×640ピクセルで326ppiだ。
iPhone 4S
2011年10月5日に発表された「iPhone 4S」。
iPhone 4のデザインを進化させたこのモデルの画面サイズは3.5インチ。ディスプレイの解像度は960×640ピクセルで326ppiとなる。
2011年8月25日にスティーブ・ジョブズはAppeのCEOを辞任。同年10月5日に亡くなった。iPhone 4Sはスティーブ・ジョブズが最後に見届けたiPhoneになったのだ。
また、同機はau(KDDI)が初めて発売したモデルでもある。
iPhone 5
2012年9月13日に発表された「iPhone 5」。
ついにiPhoneは3.5インチ液晶時代に別れを告げ、画面サイズが4インチのRetinaディスプレイへと進化した。ディスプレイの解像度は1136×640ピクセルで326ppiとなる。同時にボディデザインを刷新。やや縦長の形状になった。
iPhone 5s
2013年9月11日に発表された「iPhone 5s」。
iPhone 5の正統進化版で、画面サイズは4インチのRetinaディスプレイ。ディスプレイの解像度は1136×640ピクセルで326ppiだ。
同モデルは下記でご紹介するiPhone 5cと共に、NTTドコモが発売する最初のiPhoneとして歴史的な意味を持つ。
iPhone 5c
2013年9月11日に発表された「iPhone 5c」。iPhone史上初めて同時期に2タイプのiPhoneが販売されることになった。
ベースはiPhone 5で5色のカラーバリエーションを持ち、iPhone SEのようにエントリー層が手に入れやすいお手頃価格のiPhoneとしての役割を担っていた。
画面サイズは4インチのRetinaディスプレイ。画面の解像度は1136×640ピクセルで326ppiだ。
iPhone 6、iPhone 6 Plus
2014年9月10日発表された「iPhone 6」。
画面サイズを4.7インチへ拡大されたRetina HDディスプレイは、1334×750ピクセル解像度、326ppiとなる。
同機は現在のiPhone SE(第2世代)の祖といえモデルで、優美なデザインは7年もの間〝iPhoneの顔〟として、進化を続けながら活用されている。
さらに、同2014年9月10日に「iPhone 6 Plus」も発表された。
iPhoneでは初となる大画面モデルの併売で、「Plus」という名前が与えられた。
画面サイズはiPhoneとしては初めて5インチを超える、5.5インチへと拡大。Retina HDディスプレイは、1920×1080ピクセル解像度、401ppiのフルHD仕様となった。
iPhone 6s、iPhone 6s Plus
2015年9月10日に、「iPhone 6s」「iPhone 6s Plus」が発表された。
iPhone 6s、iPhone 6s Plus
iPhone 6sの画面サイズは4.7インチ。Retina HDディスプレイは1334×750ピクセル解像度、326ppiとなる。
また、iPhone 6s Plusの画面サイズは5.5インチ。Retina HDディスプレイは、1920×1080ピクセル解像度、401ppi。
iPhone 7、iPhone 7 Plus
iPhoneシリーズ初、待望の耐水・防塵性能を搭載したのが、2016年9月8日に発表された「iPhone 7」「iPhone 7 Plus」だ。また、iPhone 7 Plusはシリーズ初のデュアルカメラを搭載している。
iPhone 7
iPhone 7 Plus
iPhone 7の画面サイズは4.7インチ。Retina HDディスプレイは1334×750ピクセル解像度、326ppiとなる。
また、iPhone 7 Plusの画面サイズは5.5インチ。Retina HDディスプレイは、1920×1080ピクセル解像度、401ppiだ。
iPhone 8、iPhone 8 Plus
後にご紹介する「iPhone X」と同じく、iPhoneシリーズ初のワイヤレス充電に対応したのが、2017年9月13日に発表された「iPhone 8」「iPhone 8 Plus」だ。
iPhone 8 Plus、iPhone 8
iPhone 8の画面サイズは4.7インチ。Retina HDディスプレイは1334×750ピクセル解像度、326ppiとなる。
また、iPhone 8 Plusの画面サイズは5.5インチ。Retina HDディスプレイは、1920×1080ピクセル解像度、401ppiだ。
iPhone X
iPhone誕生10年を機に、デザインや機能を刷新。有機ELのディスプレイをさいしょうし、ホームボタンを廃した全く新しいiPhoneとして登場したのが「iPhone X」だ。2017年9月13日の発表になる。
iPhone Xの画面サイズは5.8インチ。Super Retina HDディスプレイは2436×1125ピクセル解像度で、458ppiとなる。
iPhone XR
iPhone 8の実質の後継機となるのが、2018年9月12日に発表された「iPhone XR」だ。
iPhone XRの画面サイズは6.1インチ。後述の「iPhone XS Max」と共に、iPhone初の6インチオーバーの画面サイズを得た。
Liquid Retina HDディスプレイは1792×828ピクセル解像度、326ppiの液晶となる。
iPhone XS、iPhone XS Max
2018年9月12日に発表されたのが、「iPhone XS」「iPhone XS Max」だ。
iPhone XS Max、iPhone XS
iPhone Xでいったん途絶えた〝大画面iPhone〟が復活。その名もサイズにふさわしく「Max」の名を冠することになった。
iPhone XSはiPhone Xの後継機。画面サイズは5.8インチ。有機ELのSuper Retina HDディスプレイは2436×1125ピクセル解像度、458ppiとなる。
iPhone XS Maxの画面サイズは6.5インチ。有機ELのSuper Retina HDディスプレイは2688×1242ピクセル解像度、458ppiとなる。
iPhone 11
2019年9月10日に発表されたのが、「iPhone 11」だ。
久しぶりに英数字の番号表記に戻り、カラフルな5色展開に液晶画面を搭載するiPhone XRの実質後継機。
画面サイズは6.1インチで、Liquid Retina HDディスプレイは1792×828ピクセル解像度、326ppiだ。
iPhone 11 Pro、iPhone 11 Pro Max
iPhoneシリーズで初めて〝Pro〟の名を冠した、2019年9月10日発表の「iPhone 11 Pro」「iPhone 11 Pro Max」。
iPhone 11 Pro Max、iPhone 11 Pro
iPhone XSシリーズの進化版だが、Proの名にふさわしくトリプルカメラシステムを搭載。動画のプロユースも意識したiPhoneへと成長した。
iPhone 11 Proの画面サイズは5.8インチ。有機ELのSuper Retina XDRディスプレイは2436×1125ピクセル解像度、458ppiとなる。
iPhone 11 Pro Maxの画面サイズは6.5インチ。有機ELのSuper Retina XDRディスプレイは2688×1242ピクセル解像度、458ppiとなる。
iPhone 12、iPhone 12 mini
2021年10月13日に発表された、「iPhone 12」「iPhone 12 mini」
iPhone 12、iPhone 12 mini
大画面化が進むスマートフォンの中で、〝5Gで世界最小〟をうたうモデル、iPhone 12 miniが追加されたのがiPhone 12シリーズの特徴だろう。さらに、iPhone 11から進化し、有機ELのディスプレイになったのも見逃せない。
iPhone 12の画面サイズは6.1インチで、2532×1170ピクセル解像度、460ppiだ。
iPhone 12 miniの画面サイズは5.4インチで、2340×1080ピクセル解像度、476ppiとなる。
iPhone 12 Pro、iPhone 12 Pro Max
2021年10月13日に発表された、「iPhone 12 Pro」「iPhone 12 Pro Max」。
iPhone 12 Pro Max、iPhone 12 Pro
iPhone 12 Proの画面サイズはiPhone 11 Proの5.8インチから6.1インチへと拡大。有機ELのSuper Retina XDRディスプレイは2532×1170ピクセル解像度、460ppiだ。
iPhone 12 Pro Maxの画面サイズもiPhone 11 Pro Maxの6.5インチから6.7インチへと拡大され、iPhone史上最大の画面を持つモデルとなった。有機ELのSuper Retina XDRディスプレイは2778×1284ピクセル解像度、458ppiとなる。
※データは2021年4月初旬時点での編集部調べ。
※情報は万全を期していますが、その内容の完全性・正確性を保証するものではありません。
※製品のご利用、操作はあくまで自己責任にてお願いします。
文/中馬幹弘
からの記事と詳細 ( 根強い人気を誇る新旧「iPhone SE」の画面サイズを歴代iPhone全モデルと比べてみた - @DIME )
https://ift.tt/3mHbrwv
No comments:
Post a Comment