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Tuesday, February 9, 2021

カシオ、A5サイズで約1.1kgのプロジェクター 最短5秒で起動 - Engadget日本版

lohduri.blogspot.com

カシオ計算機は2月9日、オンラインで新製品発表会を開き、プロジェクターの新製品「FORESIGHT VIEW」を発表しました。同シリーズでは、WiFi接続やスピーカーを備えた「CX-F1」と、映像投影機能のみを搭載した「CX-E1」を用意します。推定市場価格は順に17万円前後(税別、以下同じ)と15万円前後で、発売時期は3月下旬を予定します。

「FORESIGHT VIEW」最大の売りは、A5サイズ(215x43x152mm)かつ本体質量約1.1kgを実現しながら、2000ルーメンの輝度が担保されていること。それに加え、専用バッテリーでも駆動するほか、最短5秒で起動するのも特徴です。

発表会に登壇した同社の加瀬智史氏によると、「FORESIGHT VIEW」では、集光レンズとミラーを一体化したことで、XJ-A257シリーズなどの従来製品から奥行きを約50mm短縮できたそうです。

▲同社 開発本部 開発推進統轄部 第二開発推進部 部長の加瀬智史氏は『従来モデルから奥行きを約50mm短縮した』という

また加瀬氏は冷却システムを見直したことにも触れ、『液晶を用いた透過型とランプ方式の光源では、直接、風を吹き付けて冷却する必要があり、その風が汚れていると、製品の性能低下を引き起こす。そこで、光路に直接風を当てずに光源の背面から熱を吸い出す独自の熱輸送手法を採用した。吸気口、排気口、ファンの位置などを含め、もっとも効率的に熱源の冷却が可能な位置を算出した』と述べました。

▲冷却システムの省スペース化を図った
▲ FORESIGHT VIEW のスペック

カシオ計算機の技術を生かせる領域についても言及

これまで学校や会議室向けに製品展開をしてきた同社ですが、設置型プロジェクターの成長が見込めないと判断し、独自の光源エンジンを最大限に生かした光学設計技術を取り入れ、製品の小型化に舵を切った格好です。

同社によると、新型コロナウイルスの感染拡大により働き方が多様化したことで、プロジェクターを持ち運ぶ需要が高まっているとのこと。そのため、ビジネスバッグに入れて持ち運べ、外出先でのプレゼンテーションなどの場で活用できる「FORESIGHT VIEW」の利点を訴求していく考えです。

今後の展望について、同社事業開発センター長の中山仁氏は『物理的空間に情報を表示するプロジェクションAR市場はモビリティへの普及も期待されており、同社の技術資源を生かして新たな事業領域も創造したい』とコメントしました。

具体的には、プロジェクションエンジンをモジュールとして製品や設備に組み込み、事業拡大の軸として展開していくとしています。また、人と人が対面する際に使うプロジェクター製品を展開することで、エンドユーザーに直接貢献することに加え、ブランドの確立を目指したいとしています。

CASIO FORESIGHT VIEW
▲同社事業開発センター長の中山仁氏は、独自技術を生かせる領域や今後の展望について語った

Source : カシオ計算機


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