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Saturday, May 16, 2020

路上に立ちメモ6年 車両騒音や振動に悩み - 中日新聞

メモ帳を手に国道脇に立ち、車両の走行状況などを確認する谷内久夫さん=金沢市河原市町で

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金沢・谷内さん「何かしないと」

 速度超過の車両が目立つ国道。その脇に6年以上立ち続け、車の流れを見守る人がいる。金沢市河原市町の元教員、谷内久夫さん(69)。車両の騒音や振動に日々悩まされている。気になることはすぐメモ帳に書き留め、すでに10冊以上になった。危険な走行とみられるトラックがあれば、運送会社に連絡することも。「何かしない限り、状況は変わらない」。地道な努力を続けている。 (本安幸則)

 谷内さんの自宅は、国道304号の金沢テクノパーク口交差点近くにある。北陸自動車道、金沢外環状道路山側幹線(山側環状)のインターチェンジに近く、工業団地の金沢テクノパークへの出入り口にもなっており、大型のダンプカーや貨物トラックが目立つ。「ほら、信号が赤に変わろうとしても止まらないでしょ」。谷内さんが、スピードを落とさず交差点を過ぎ去った車を指さし、声を上げた。

 町内の住宅地を通過する同国道の1日の交通量は9000台以上。制限速度は時速40キロだが、県の調査では、夜間から翌朝にかけて町内区間を走る車両の60%近くが50キロ以上で走行していた。騒音や振動に悩まされ続けた谷内さんは、行政や警察にも対応を求めてきたが、効果は上がっていないという。2013年から国道脇に立ち、行き交う車両の速度、騒音などの状況を確認。気付いたことをメモするようになった。

 手のひらサイズのメモ帳には赤、青、緑色のペンでびっしりと走り書きされている。危険な走行と感じた車両を見つければ、赤色で「横断歩道上で停止」「大きく(エンジンを)ふかして発進」。模範的な車両は緑色で「速度を守った走行」などと記す。改善を求めたい会社には電話で連絡し、速度を守った安全な走行に対しても感謝の電話を入れる。

 1人で続ける地道な取り組み。効果はまだ表れていないと感じる。それでも、谷内さんは「速度を守るのは事故をなくす上で大切。プロのドライバーには交通ルールの見本になってほしい」と話す。

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