◆ヤマト運輸の宅急便に新サイズ
ヤマト運輸が2021年10月4日から、宅急便に180サイズ、200サイズを新設すると発表しました。これまでは宅急便の上限が160サイズだったのですが、それに2つのサイズが加わる形になります。大きい荷物に対応していたヤマト便は10月3日荷受け分で廃止されます。 料金は180サイズが2400円~、200サイズが2840円~です(重さはいずれも30kgまで)。送り先によって料金が変わります。
◆新サイズはメルカリなどフリマアプリの配送方法に反映される?
新しいサイズが加わることで、ヤマト運輸の宅急便を利用するフリマアプリの配送方法がどうなるのかが気になるところです。7月28日現在、各フリマアプリから、新サイズに関して発表はありません。また10月4日時点では、コンビニでの180サイズと200サイズの荷物の取り扱いはないので、現時点ではコンビニ発送の配送方法に新サイズは入っていないと考えて良さそうです。
◆メルカリの大型の荷物への対応
メルカリにはヤマト運輸と提携している「らくらくメルカリ便」があります。宅急便は160サイズまで対応していて、それ以上になると「ヤマトホームコンビニエンス」と共同で提供している「梱包・発送たのメル便」があります。 これはメルカリで出品をして購入されたら集荷・梱包、発送(搬出)を全部任せられるサービスです。80サイズから450サイズまで対応しているので、大型の商品はこの方法で発送できます。新設される180サイズと200サイズもこの中に含まれるのですが、送料が気になるところ。もし200サイズで送った場合、5000円かかるのです。 もし、らくらくメルカリ便の方で200サイズまで対応できるようになったら、送料がかなり抑えられるのではないでしょうか。どのくらいになるのか考えてみると……。
◆料金はいくらになりそう?
らくらくメルカリ便の宅急便で160サイズで送ると1600円です。ヤマト運輸の通常の宅急便の場合、160サイズは2070円~。差額が最低で470円以上かかっていることになります。新サイズの180サイズは2400円~なので、宅急便との差額400~500円をメルカリが負担してくれると考えると、2000円前後が妥当かなと思います。 「梱包・発送たのメル便」の5000円からすると3000円程度安いことになるので、多くのユーザーはらくらくメルカリ便を使うことになりそうです。でも梱包が非常に面倒だったり、持ち出すのが難しかったりするようなものは「梱包・発送たのメル便」を利用したほうが安心です。
◆らくらくメルカリ便に180サイズ、200サイズが加わっても
らくらくメルカリ便に180サイズと200サイズが変わり、コンビニでも受け付けるようになったとしても、実際にはコンビニでの利用は難しいと考えられます。180サイズの荷物は大きいので、保管場所の問題が出てくるからです。おそらく、ヤマト運輸の営業所に直接持ち込むか、集荷になるでしょう。 一般的なユーザーの場合、梱包した後のサイズが160を超えるような商品を出品するのはそう頻繁に起きることではないと思います。そのため180サイズと200サイズをらくらくメルカリ便に新設するかどうかは、メルカリにとっては悩みどころではないでしょうか。メルカリの対応に注目です。
川崎 さちえ(フリマアプリ・ネットオークションガイド)
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