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Wednesday, February 26, 2020

こんにちは、富士フイルム「X-T4」。このサイズでこの手ブレ補正はため息出ちゃうよね - ギズモード・ジャパン

ほぉぉ…って、やりおったかぁ…って。

富士フイルムの最新ミラーレスカメラ「X-T4」が、正式に発表されました。ああ、この日をどれだけ待っていたか。噂の段階からソワソワが止まらない内容でしたが、期待以上の機能が詰め込まれてきた印象です。一言でいうと、ニーズというニーズに全力で答えてきたカメラ。物欲開放の準備はいいですか? そいじゃ、早速チェックといきませう!

体格が良くなった、細マッチョAPS-C

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Photo: ヤマダユウス型

X-T3から68g増加し、ボディ厚や幅も微増。重くなったらやだなーと思いつつ、いざ持ってみた所感は、あれ、持ちやすいぞ? 決してX-T3が恋しくなるほどの重みでもないし、バッグへの収納性もほぼ同じ。懸念点だったウェイトに関しては、完全に杞憂でした。

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Photo: ヤマダユウス型

持ち心地の良さの正体は、大きくなったグリップにあり。X-T3よりもやや突き出たことでグリップ性が増し、重量が増えてもホールドはむしろ向上。程よいズッシリさと肉付きの良さは、まるで鍛え上げられたボディビルダーのようじゃあないの。

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Photo: ヤマダユウス型

キットレンズは最新のXF16-80mmF4 R OIS WR。バランスも完璧で、小回りの良さと撮影力を高いレベルで両立させてきたなという印象です。レッドバッジのXF16-55mmF2.8 R LM WRもよく似合いそう。

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Photo: ヤマダユウス型

そして、みなさん気になるバリアングルモニター。後ほどじっくり触れますが、なんか全然イケそうでしたよ。あと、シャッタースピードダイヤルの下に、GFX100ゆずりのスチル・動画切り替えダイヤルが付きました。

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Photo: ヤマダユウス型

ざっくり新機能まとめ。スペックは先日リークした内容通りだったので、ある意味では答え合わせなんですけど、やっぱり手ブレ補正がすごかった。Tシリーズのボディに手ブレ補正が載る。その事実がもううれしいんだよなぁ。

考え抜かれたボディ内手ブレ補正

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Photo: ヤマダユウス型

目玉機能であるボディ内手ブレ補正機能は、中判ミラーレスGFX100に搭載されている手ブレ補正の技術も活かしているとのこと。X-H1と比較して30%小型化、20%軽量化。その精度は8倍と謳っています。

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GIF: ヤマダユウス型

上のGIF、手ブレ補正あり→メニュー画面から手ブレ補正OFF→手ブレ補正なし、と切り替えています。ファインダーの白枠に注目してもらえれば、いかにブレていないかがわかるはず(このレンズはレンズ内手ブレ補正に対応しているので、レンズとボディの協調補正となっています)。

もともとフジのレンズはレンズ内手ブレ補正が充実していましたが、ボディ内補正のおかげでマウントアダプターを介したオールドレンズの使いやすさも向上しますね。もちろん、手持ち1秒露光でヘッドライト・テールライトを切り取るのも一興。実際、1秒露光は実用の範疇でしたよ。

さらに、動画性能も大幅強化。新フィルムシミュレーションの「ETERNA(エテルナ) ブリーチバイパス」や、現状のミラーレスでは最遅となる240p FHDのハイスピード撮影など、sigma fpめいたスチル&動画機になっています。となれば手ブレの恩恵は言わずもがな。さらには4Kクロップすれば電子手ブレ補正も使えてしまうという、3種類の手ブレ補正を有しているのです。トライフォースかよ!

バリアングルっ子になる準備を

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Photo: ヤマダユウス型

それだけ動画性能が強いなら、確かにバリアングルモニターにするのもうなずける。でも、スチル派にとってはどうなの? こればっかりは慣れの部分もありますが、使いにくいと感じるほどでもないかなーと。

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Photo: ヤマダユウス型

というのも、モニターの収まりが美しいんですよ。左がX-T3、右がX-T4。モニター可動部を極力フラットにした、X100V仕様となっております。だもんで、引き出して使わないなら普通のモニターと変わりません

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Photo: ヤマダユウス型

バリアングルモニターですから背面には何もなくて当たり前なんですけど、X-Pro3のせいで物足りなさがすごい…。かといってここに小窓があったらそれはそれでびっくりする。

あ、シャッターフィールはかなり軽めでした。「チャッ」ではなく「シュアッ」という感じ。これが、新開発されたフォーカルプレーンシャッターによる衝撃吸収性能か…ッ!

その他、細かくともGoodな機能まとめました

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Photo: ヤマダユウス型

フジのオートWBはマニュアルのケルビン設定では再現できない複雑な処理がなされてるのですが、そのオートWBにバリエーションが追加。通常のオートのほか、白色点を意識したホワイト優先、環境光を生かした雰囲気優先が追加されました。複雑な環境光での絵作りが広がりますね。

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Photo: ヤマダユウス型

新しくなったバッテリー「NP-W325(右側)」と、今までのバッテリー(左側)の比較。ノーマルモードで500枚、エコノミーモードで600枚の撮影枚数を叩き出します。ちな、X-T3はノーマルモードで390枚でした。

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Photo: ヤマダユウス型

そんなパワフルバッテリーならば、ブーストモードも積極的に使っていけるでしょう。今回から3種類のブーストモードが追加され、撮影シーンに合わせてチョイスできるようになりました。X-T2ユーザーの僕はブーストモードをほとんど使っていませんが、もしX-T4に買い替えたら解像度ブーストは積極的に使いたいですね。もし買い替えたら、ね!

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Photo: ヤマダユウス型

動画も手厚いX-T4は、カードスロットのカバーが外せます。つまり、リグを組んだ状態でもSDカードが抜けます。どうぞガンガン動画とってくれと言わんばかりのニッチ仕様。

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Photo: ヤマダユウス型

じゃあもっとニッチなものを。X-T2からグラつきが指摘されていたアイカップが、ガッシリしました。地味すぎるこの改修、僕は握手からの背中バンバンで讃えてあげたい。細かいカチャカチャが気になってたんだよな〜。

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Photo: ヤマダユウス型

X-T4は、バッテリー充電器が同梱されていません。Type-C端子経由で本体を直接充電する、高級コンデジスタイルなんですよ。これを、充電器のためにコンセントを使わないで済むととるか、別口充電ができない不便さととるか。アクセサリーで提供される充電器はデュアルパックなので、電池を複数使う人にとってはこっちの方がありがたいやも。

ニーズというニーズに全力で答えてきたカメラ

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Photo: ヤマダユウス型

数々の賞を受賞したX-T3、その後継機がボディ内手ブレ補正を引っさげてやってきた。より早く正確なAF、よりパワフルなバッテリー、新しいフィルムシミュレーション。で、ボディサイズは抑えてきた。パーフェクトだ、フジウォルター

うれしい誤算は動画性能ですね。パナソニック機にもあるようなf.logカーブをあてながらのlog撮影、240pでのスロー撮影、リグを組んだ時の使いやすさなど、sigma fpにも似たスチル&動画への情熱を感じました。フジ機の動画撮影はフィルムシミュレーションでの撮って出しが楽しいのですが、ETERNAにもバリエーションができたし、電子手ブレ補正もあるし、こうなるとバリアングルを活用して色んなショットを収めたくなりません?

最後に価格。店頭予想価格は、ボディ単体で税別20万4500円前後、XF16-80mmF4 R OIS WRを同梱したレンズキットで税別26万4500円前後

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Photo: ヤマダユウス型

鍛え抜かれたAPS-C、その底力をまざまざと見せつけられました。ぶっちゃけ、もう2020年のベストミラーレスカメラが見えた感ありますよ…!

Source: 富士フイルム

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February 26, 2020 at 07:00PM
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