大阪市南部と堺市を結ぶ路面電車「阪堺電車」で、現役では国内最古とされる車両の運行が大型連休にあわせて始まりました。
94年前の昭和3年に製造された阪堺電車の「モ161号」の車両は正月の繁忙期などに運行していて、通常の営業運転に使われる車両としては、国内で最も古いとされています。
木製のドアや窓枠などの腐食が進んだため、去年、クラウドファンディングで修繕の費用を集め、乗降口のドアを昭和3年の製造時と同じ国産のけやきのものに取り替えたほか、外装の塗り直しなどを行いました。
阪堺電気軌道では。、修繕後の姿を多くの人に見てもらおうと、29日から来月5日までの大型連休の期間、この車両を通常の営業運転で運行することにしています。
初日は午前11時前に電車が我孫子道駅に到着すると、鉄道ファンや親子連れがカメラを構えて写真を撮っていました。
大阪市内に住む20代の会社員の男性は「木が多く使われていて他の車両とはオーラが違うように感じます。内装を見るのが楽しみです」と話していました。
阪堺電気軌道の向山敏成業務部長は「骨組みと台車以外は木でできているので、昭和のレトロ感が魅力です。昭和3年生まれの電車が今もがんばって走っているところをご覧いただけたらと思います」と話していました。
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