加藤電機は、高級車を狙った車両盗難手口CANインベーダーに効果的な防衛手段として、新たにダブルポイントループセンサーを開発し、同社カーセキュリティシステムと連動可能なオプションとして4月11日より発売する。
近年増加するCANインベーダーによる盗難手口は、主にボンネット内の車両コンピューターに直接アタックすることから、従来の衝撃センサーやドアセンサーあるいは傾斜センサーなどで検出することが困難だった。加藤電機ではCANインベーダーの犯罪プロセスを調査研究することで、効果的にCANインベーダーによる盗難手口を検出できるダブルポイントループセンサーを新たに開発した。
ダブルポイントループセンサーは、車両コンピューターや電装部品などにセンサー張り巡らせ、犯人の対象物へのアクセスを検出。盗難発生時に複数のアタックポイントを同時に2か所守ることができるため同社自動車盗難防止装置と連動して警報を発し、盗難防止に高い効果を発揮する。
不正なアクセスを試みた場合には、センサーが異常を検出。自動車盗難防止装置と連動して大音量の警報を発する。また、クラクションが鳴らないようホーン配線を切断した場合やボンネットのこじ開けも検知。バッテリー電源を切断するなどエンジンルームに不正にアタックする盗難手口にも有効だ。
価格はオープン。
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