鉄道車両メーカー、総合車両製作所(横浜市金沢区)は20日までに、「青ガエル」の愛称で親しまれていた東急電鉄旧5000系車両を、展示先だった長野県の観光施設から総合車両製作所の工場(同)へ移送し、保存すると発表した。製造から70年近くを経て、生まれ故郷へ帰る。イベントでの一般公開を検討している。
青ガエルは同社の前身の東急車両製造が1950年代に105両生産した。今回、保存を決めたのは56年に新造された車両。80年に長野電鉄に転用され、97年に廃車となった。展示していた長野県須坂市の観光施設が2021年に閉館したため、引き取ることを決めた。
車両はもともと緑色で、長野に行ってから赤とクリーム色に塗り直された。今後、色を元に戻すかどうかなどを検討する。
同型の車両には、JR渋谷駅のハチ公前広場で観光案内所として使われ、再開発に当たりハチ公の出身地・秋田県大館市にある観光施設に移設されたものがある。〔共同〕
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