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Friday, October 29, 2021

車両の屋根にカメラ50台超、時速100キロで走りながら信号・電柱点検…JR西が開発 - 読売新聞オンライン

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 JR西日本は27日、在来線を走らせながら信号機や電柱といった電気設備を検査できる新型車両(2両編成)を開発したと発表した。検査業務の効率化が目的。11月から試験運用を始め、2025年度の実用化を目指す。

 新開発の車両「DEC741」は、屋根に50台以上のカメラを備え、最大で1秒間に10枚の写真が撮れる。点検では最高で時速100キロで走りながら電柱などを撮影。人工知能(AI)が画像を解析し、設置や劣化の状況を自動で判断する。将来的には線路も検査できるようにする。

 新車両の導入は、作業員が目視で行っている検査を効率化し、必要な作業員を減らすことなどが狙い。長谷川一明社長は記者会見で、「車両を活用して広範囲な設備の情報を一度に取得する技術は、国内の鉄道事業者では初めて。今回の取り組みと併せ、2030年までに検査業務の労働投入量1割削減を目指したい」と話した。

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