米国フォードは2021年9月21日、フルサイズSUV「EXPEDITION(エクスペディション)」の新型2022年モデルを発表しました。
オフロード仕様「ティンバーライン」を初設定
米国フォードは2021年9月21日、フルサイズSUV「EXPEDITION(エクスペディション)」の新型2022年モデルを発表しました。
エクスペディションはフォードのフラッグシップSUVで、全長5335mm×全幅2030mm×全高1945mm、ホイールベースは3110mmとフルサイズとなります。
現行型は2017年にフルモデルチェンジされた4代目で、発売以来ライバルが数多く登場しているこのセグメントにおいて、市場シェアをほぼ3倍にしているという人気モデルです。
今回登場した新型となる2022年モデルは、新たに「ティンバーライン」シリーズを設定しています。これはオフロードのパフォーマンスを向上した仕様で、最低地上高は10.6インチ(約27cm)を実現し、ライバルのジープ「ワゴニア」の10インチよりも高く設定されています。
新型エクスペディション・ティンバーラインは、ジープ・ワゴニアよりも4%軽量で、パワーウエイトレシオも優れているといいます。搭載する3.5リッターV6エコブーストエンジンは440馬力・510lb-ft(約691Nm)を発生、ワゴニアの5.7リッターV8エンジンよりも48馬力・106lb-ft(約163Nm)上まわっています。
最大牽引能力は9300ポンド(約4210kg)で、もう1台のライバルであるシボレー「タホ」の5.3リッターV8エンジン搭載モデルよりも900ポンド(約410kg)多い数字です。
また専用スタイリングとスポーツチューンサスペンションを持つ「ステルスエディション・パフォーマンスパッケージ」も用意されます。
これはリミテッド、およびリミテッドMAXグレードに設定され、グリルやミラーキャップ、ルーフレール、ランニングボード、テールゲート、リアバンパースキッドプレート、フォグランプベゼル、ヘッドランプおよびテールランプハウジングなどがグロスブラックで塗装され、22インチアルミホイール&レッドブレーキキャリパーが備わります。
エクスペディション・プラチナムには、高速道路でのハンズフリー運転支援技術「フォード・ブルークルーズ3」が初搭載されます。これはストップ&ゴー、レーンセンタリング、速度標識認識機能付きインテリジェント・アダプティブクルーズコントロールをベースに開発されたもので、高速道路のハンズフリー・ブルーゾーンと呼ばれるあらかじめ認定された区間でのハンズフリーに対応します。
フォードのアメリカおよび国際マーケットグループ社長、クマール・ガルホトラ氏は「エクスペディションは単なる移動手段ではなく、ファミリーで冒険を共有し、快適に乗り継ぐことができるフルサイズSUVです。改良されたインテリアからコネクティビティまで、新型はほぼすべての部分を改良し、常に変化するユーザーの生活に合わせ、所有する体験を便利にしました」とコメントしています。
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