国内唯一の２階建て新幹線車両で、上越新幹線「Ｍａｘとき」「Ｍａｘたにがわ」で知られる「Ｅ４系」が１日、定期運行を終えて引退する。発着駅のＪＲ東京駅や新潟駅には早朝から大勢のファンらが訪れ、長年愛されてきた車両との別れを惜しんだ。
２階建て新幹線車両は、１９８５年に東海道・山陽新幹線で初めて１００系が導入された。９４年には東北、上越新幹線にＥ１系が、９７年にはＥ４系が登場した。特にＥ４系の定員は１６３４人で、高速鉄道で世界最大を誇った。
だが、大量輸送時代が過ぎ、車両の老朽化も進んだことで順次運行を終えていき、最後に残った上越新幹線でも引退が決まった。
この日朝、東京駅では、新潟発の第１便に乗車してきた新潟市秋葉区、会社員の男性（２１）が「２階でも１階でも様々な景色が楽しめる車両だった。最後に感謝の気持ちで乗りました」と話した。
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