「テキストサイズを拡大」と「拡大表示」とは、『設定』→「画面表示と明るさ」にある項目のことですね? 前者は文字どおりテキスト(ホーム画面やアプリに使用される文字)の大きさを拡大する機能で、後者はテキストなどを拡大表示する機能...確かに、目的が似ているし違いがよくわかりませんね。
この2つの機能、標準設定では画面上の文字が見づらいユーザのための機能です。「テキストサイズを拡大」では文字サイズを7段階に調整でき、標準値(7段階のうち4番目に大きい)より小さくすることもできます。拡大/縮小の対象はテキストだけというところもポイントです。
一方、「拡大表示」もテキストを大きく表示できますが、「標準」と「拡大」という2つの選択肢しかありません。「テキストサイズを拡大」のように小さくすることはできず、ただ拡大するのみです。
しかし、「拡大表示」ではアイコンサイズも大きくします。「テキストサイズを拡大」は、テキストを大きくしても小さくしてもアイコンサイズは変わりませんが、「拡大表示」を選ぶとテキストとともにアイコンも一回り大きく表示され、表示のバランスを保つことができます。
「拡大表示」では、Safariなど「テキストサイズを拡大」では文字の大きさが変わらないアプリも対象となります。通知センターの文字もひと回り大きくなるため、文字が小さくて読みにくいということもなくなります。ただし、設定を変更するつどSpringBoard(iOSのUI機能)を再起動しなければならないため、数秒ほどよぶんに時間がかかります。
どちらを選ぶかは好みの問題ですが、アイコンを含め一律にサイズアップする「拡大表示」のほうが違和感がありません。通知センターの文字の小ささも解消できるため、「テキストサイズを拡大」では物足りない人は試してみては?
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