東京オリンピック2020期間中、首都高速道路では混雑避け車両の分散利用を促すために、日中の料金上乗せを実施する。障がい者・福祉関係車両は東京都へ事前申請することで対象外となる。受付期間は6月30日までだ。
首都高速道路では、大会時の交通需要増への対応や、期間を通じた交通需要マネジメント(TDM)の観点などから、料金の夜間割引とともに、マイカーなどを対象に日中の時間帯の料金上乗せ(1000円)を実施する予定だ。
料金上乗せについては、障害者手帳の保有者が運転・同乗する車両および福祉関係車両は、ETC搭載車の場合、東京都へ事前申請することで対象外となる。また現在、「有料道路における障がい車割引制度」の適用を受けている人は、申請不要で料金上乗せの対象外とされる。
事前申請の対象となる車両は、いずれもETC搭載車で、障害者手帳の交付を受けている人が運転または同乗する車両(申請できる車両は1人につき1台)と、社会福祉法第2条に規定する社会福祉事業の用に供する車両で施設などの利用者が同乗する車両。対象となる障害者手帳は、身体障害者手帳、療育手帳(愛の手帳)、精神障害者保健福祉手帳。
申請は、東京都に申請書を郵送または東京都のホームページからオンライン申請する。申請書も東京都のホームページからダウンロードできる。登録が受理されると、登録した「自動車+車載器+ETCカード」の組み合わせでETCレーンを通行すれば、料金は上乗せされない。
申請の受付期間は6月30日23時59分までで消印有効。6月30日までに申請するとオリンピック、パラリンピック両方の開催期間で料金上乗せ対象外だ。パラリンピック開催期間向けには7月19日~8月6日も受け付ける。
料金上乗せの期間は7月19日~8月9日、8月24日~9月5日、それぞれ6~22時。
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