SKE48松井珠理奈(24)が今日11日、愛知・日本ガイシホールで卒業コンサートを2公演行う。グループの最前線で引っ張り続けたエースの素顔とは!? AKB48の卒業生で、親交が深い篠田麻里子(35)が日刊スポーツの取材に応じ、珠理奈について語った。【構成=大友陽平】
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珠理奈と初めて会ったのは「大声ダイヤモンド」(09年)のミュージックビデオの撮影の時でした。当時11歳でしたけど、しっかりしているし、高校生? というくらいのオーラもあって、でもランドセルを背負っていて…(笑い)。
当時の選抜では私が1番年上でした。親が転勤族で、友達をつくるのも大変だった思いがあったんです。最初は輪の中に入りづらいだろうし、しかもセンターで、気もつかうだろうし…。年上の私が話せばみんなも話しやすいのかなと思って、多分1番に声をかけたと思います。それから懐いてくれて、横にいると安心すると言ってくれています。私は珠理奈のお母さんの方が年が近いんです(笑い)。お母さん寄りのお姉ちゃんみたいな感じだったんだと思います。私もかわいい妹という感じです。
アイドル松井珠理奈はすごく頑張り屋さんですし、何よりファン思いです。自分のファンはもちろんですけど、私がこれをしたらSKEのファンがどう思うだろう? と常に考えていますし、プロ意識も高すぎるくらいあるんです。私が卒業してからは、アドバイスというより、悩みを聞いてあげる感じですが、本人も「若いから」「年下だから」と思われたくないタイプですし、チームをまとめたい、引っ張りたいという思いも強いですし、尊敬できる部分も多いです。
それゆえに、責任を感じすぎてしまう部分もありました。社会全体でみたら小さなことでも、グループの中にいると、その中のことが全てのように感じてしまうこともありますよね。仲間なんだけどライバルで、チームなんだけどどこを目指したらいいんだろうとか…。私も葛藤はありました。ちっぽけなことでも、そんな1つ1つが悩みになってしまったり…。それだけ一生懸命ですし、私も両方を知っているからこそ、応援したくなるし、頑張ってほしいなと思っていました。
珠理奈には、まずはお疲れさまと言いたいです。入ってきた時からセンターで、誰よりも大きなプレッシャーも抱えてきたと思うんです。他のメンバーよりいろいろ言われることも多かっただろうし、それに傷ついてきたと思います。でもそれ以上に応援してくれるファンの方は多いですし、応援してくれる人はたくさんいます。卒業して、より広い世界を見て、心のゆとりを感じたり。肩の荷を下ろしてほしいなと思います。まだ24歳ですから…。若い!(笑い)。これから社会人になるという人とほぼ一緒の年齢と考えれば、やれることはたくさんありますし、可能性があります。これからの人生の方が長いですから…。表現者としても尊敬していますし、のめり込んだら強い人なので、今後も楽しみです。
普段の珠理奈ですか? めっちゃ子供です(笑い)。一緒にドライブすると、どれだけ自分が好きなんだ! というくらい自分の曲をエンドレスでかけてきます!(笑い)。将来結婚する人は、大変だろうなあ(笑い)。
◆篠田麻里子(しのだ・まりこ)1986年(昭61)3月11日、福岡県生まれ。06年、AKB48劇場内のカフェ店員から1・5期生として加入。11年、第2回AKB48じゃんけん大会で優勝し、「上からマリコ」で初センター。13年7月に卒業。モデル活動をはじめ、ドラマ、映画、舞台などで活躍。19年2月に結婚し、現在は1児の母。9月3日から東京・明治座などで上演の舞台「醉いどれ天使」に出演予定。168センチ、血液型A。
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