写真家の方々は、機材をどのように管理しているのでしょうか? 特別企画「【2020梅雨版】機材管理、保管時のポイントとは?」と連動し、当誌で執筆協力いただいている写真家の方々に防湿庫の中身や管理のコツを教えてもらいました。(編集部)
――機材の管理はどうしていますか?
使用頻度の高いものは、特に防湿庫などに入れていません。使用頻度が月に数度程度のものは、大型の防湿庫へ。それより更に使用頻度の低いものは、ドライボックス。そして、ドライボックスに入らない大きさのものは布団圧縮袋へ、という管理の仕方です。
――気温や湿度が高くなるこれからの時期、特別なことはしていますか?
湿度のチェックと乾燥剤の入れ替えをするようにしています。
――防湿庫(またはドライボックス)はいくつ使われていますか?
据え置き型の防湿庫が1台とプラスチック製のドライボックスを10個以上使用しています。
――ズバリ、防湿庫の中をみせてください。
まず防湿庫ですが、トーリ・ハン株式会社の「H-205WD-MII」を使用しています。容量203Lで、寸法は幅805×高さ975×奥行381mmです。
使用頻度の低いものはプラスチック製の防水ケースに。気密性が高いので乾燥剤を入れて、ドライボックスとして使用しています。使用しているケースはSK11というブランドの「プロテクトツールケース」(SPB-470BK)です。外寸が幅470×高さ176×奥行357mmのもので、これを一番たくさん使っています。
ここに入れているいるのは古いフイルムカメラですが、録音機材、天体撮影機材など、現役であっても使用頻度の低いものを入れています。
HDDはGLOTRENDS IP67防水ハードドライブ「HDD 保護ケース 収納20台版」を使用しています。
古いドライボックスもあります。写真はオオイシデンキのカメラドライボックス(販売終了)。購入してからずいぶん経ちますが、気密性には問題ないようです。湿度計つきはありがたいですね。
大型の機材は乾燥剤と共に布団圧縮袋に入れています。中に入っているのはドローンです。
――茂手木さんにとって理想の防湿庫とは?
とにかく大型であることです。飾りやガラス扉は要りません。事務用スチールロッカーみたいなもので十分です。
――これからの時期、管理面でおすすめのアイテムなどがあれば教えてください。
スイッチボットのデジタル温湿度計ですね。Bluetooth接続で温湿度の履歴を管理できるアイテムで、しかも値段もリーズナブルです。
――複数ある場合、防湿庫(またはドライボックス)は使いわけていますか? 使い分けがありましたら、意図や使い方についても教えてください。
全体の使い分けについては、最初の機材管理のところでお伝えしているとおりです。
プラスチック製のドライボックスは、先にお見せしたとおり「SK11 プロテクトツールケース」を複数所持しています。これには使用頻度だけでなく、録音機材、天体撮影機材など用途別にも分けてあり、そのまま撮影に持ち出せるようにしています。気密性が高いのに価格は安い製品です。
また、プラスチック製防水ケースは戸外の物置へ収納しています。プラスチック製防水ケースは、ある程度の断熱性もあるので戸外の物置でも問題ないようです。
――「これは伝えたい」ということや管理のアドバイスがありましたら、ぜひお願いします。
夜露や潮風など、どうしても撮影機材は濡れるものです。レンズヒーターやエアコンなどを活用して、水分を排除してから防湿庫に収めましょう。カビはカビを呼ぶので、乾燥していても、一度カビたものは入れないこともポイントですね。あと、革製のケースは要注意。以上、自分自身の反省を込めての注意点です。
"サイズ" - Google ニュース
August 02, 2020 at 10:00PM
https://ift.tt/39MLchE
[防湿庫管理編]使用頻度・機材サイズに応じて保管方法を徹底…茂手木秀行さん - デジカメ Watch
"サイズ" - Google ニュース
https://ift.tt/2UVEOPG
Shoes Man Tutorial
Pos News Update
Meme Update
Korean Entertainment News
Japan News Update
No comments:
Post a Comment