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Friday, July 3, 2020

いま、プロが注目する腕時計は小ぶりサイズ!? カルティエ、グランドセイコー、ゼニス(LEON.JP) - Yahoo!ニュース

テーマ無きことが今年テーマと言われるほどに、多様化が一気に進んだ高級腕時計業界。 数多くの魅力的な時計に埋もれて時計迷子にならないように、時計専門誌、ファッション誌、ライフスタイル誌でそれぞれ活躍する時計ジャーナリスト3人がオススメモデルをチョイス。 【拝見! 私物時計】ロイヤルオークを達人は、どうこなす? 今回は、近年再び注目を集める“小ぶり時計”を勝手にリコメンドします!

● 広田雅将のオススメ/カルティエ「パシャ ドゥ カルティエ」

1980年代から90年代にかけて一世を風靡した「パシャ ドゥ カルティエ」。今年の最新版は、見た目はほぼ同じながら、まったく別物に進化しました。 ケースの磨きが良くなったほか、ムーブメントも自社製自動巻きの1847MCに変更。ゼンマイが巻き上がりやすく、磁気帯びしにくくなったため、実用性は大きく高まりました。パシャの美点である薄いケースは新型もまったく同じ。加えて、ブレスレットとストラップの交換が容易になったため、気分によって見た目を変えることも可能です。 オススメなのは、小ぶりな35mmモデルを買って、彼女や奥さんと兼用すること。ストラップだけ自分用を買って、時計をシェアなんて気の利いた使い方もできるわけです。

● 福田 豊のオススメ/グランドセイコー「初代グランドセイコーデザイン復刻モデル」

1960年に誕生したグランドセイコーの初代モデルの復刻版。初代モデルの復刻はこれで4回目ですが、これまでの限定モデルとは違い、レギュラーモデルとなったのが大きな特徴。また今回の復刻版は、現代のニーズに合わせ、バックルを現代的な3つ折れ方式に、ケースバックをシースルーにしたのも今回が初です。 グランドセイコーのために開発されたブリリアントハードチタンのモデルも初めてラインナップ。ケースサイズは最後に復刻された2017年のモデルと同じく、オリジナルの35mm径から38mm径へとサイズアップ。やや大きくなったものの38mmは十分小ぶりで、オリジナルのようにクラシカルな雰囲気で着けこなせるのが魅力です。

● 鈴木裕之のオススメ/ゼニス「エル・プリメロ A384 リバイバル」

ムーブメントの大径化が一気に加速してしまった現代では、小振り時計の定義もちょっと曖昧に。本来スモール好きの筆者にとっては36mm以下がベストサイズですが、そうなるとムーブメントから新しく作るか、もしくはクリアランスをギッチギチに詰めまくって製造現場を泣かせるかの2択になるので現実的には難しい。 昨今の雰囲気的には40mm以下なら小振りなイメージだけど、エルプリを積んだA384復刻版ならば37mmに収まってるじゃあないですか!  往年のゲイ・フレアー製(スイスの高級時計メーカーにブレスレットを供給していた)をイメージしたラダーブレスレットもちょっと華奢な感じで、そのユルさがちょうどイイ。1970年代イメージの完全復刻版としても“推し”ですが、敢えて小ぶり時計としてオススメします。 ※掲載商品はすべて税抜き価格です

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