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Monday, May 4, 2020

日本人サイズにマッチ 自衛隊誕生を支えた米軽戦車「チャフィー」銀幕でも「名演技」 - 乗りものニュース

アメリカ製のM24「チャフィー」軽戦車は、第2次世界大戦末期にヨーロッパ戦線で投入されると、朝鮮戦争などで用いられ、戦後の日本にも供与されました。そのため、いまでも各地の自衛隊駐屯地に保存展示されています。

軽戦車の構造でアメリカの技術力を知る

 2020年は、陸上自衛隊の前身である警察予備隊が発足して70年の節目の年です。1950(昭和25)年8月10日に、日本国内の治安維持を目的に組織されました。それから約2年のあいだに、戦車改め「特車」の名称で、戦車の運用を始めるために部隊の編成から実車の用意まで行われたのですが、このときアメリカ陸軍が警察予備隊に対して供与したのが、M24「チャフィー」軽戦車でした。

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大分県の玖珠(くす)駐屯地に展示されているM24「チャフィー」軽戦車。2色の迷彩が施されているが、陸上自衛隊のM24は最後まで緑の単色だった(柘植優介撮影)。

 M24「チャフィー」は、警察予備隊が保安隊に改編され、さらに陸上自衛隊に改められても使用され続け、1974(昭和49)年の全車退役まで20年余りにわたって運用されました。

 なおM24「チャフィー」は、アメリカでは軽戦車に分類されますが、そのサイズや重量は旧日本陸軍で主力として用いられた九七式中戦車よりも大きいものでした。75mm砲を装備し、装甲も九七式中戦車より厚く、最高速度は10km/h以上速く、車内も広く……と、「軽戦車」「中戦車」という区分とは裏腹に、M24の方がすべてにおいて勝っていたのです。

 また数値では表せない部分においても、M24は優れていました。トランスミッションはオートマチック(自動変速機)で運転しやすく、機動性や悪路走破性に大きく影響するサスペンションも、当時の日本では作ることが難しいレベルのものでした。クルマにも通ずるこれらは開発と量産の双方に高い技術が必要で、まさに当時の優れたアメリカの自動車技術を体現する兵器だったといえるでしょう。

【写真】教習車に最適? グラウンドを走るM24軽戦車

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May 05, 2020 at 04:00AM
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