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Sunday, April 19, 2020

「大きい鉄道車両」5選 車体や窓からパワーまで尺度いろいろ 大きな車輪は背丈越えも(乗りものニュース) - Yahoo!ニュース

車両限界と建築限界の範囲内で決まる車体

 鉄道車両は車体が架線柱などの構造物に接触しないよう、「車両限界」「建築限界」という大きさの範囲が決められています。

【写真】パワーが大きい車両 長い坂を上る機関車

 たとえばJR在来線の場合、トンネルの大きさで例外的に車高が制限される路線もありますが、一般的な大きさとして正面から見たときに全幅3000mm以内、全高4100mm以内と決められています。日本の在来線ではこの範囲内で車両の大きさが決まり、このほかカーブで車体がこの車両限界からはみ出さないよう車体の幅、全長が決まります。

 こうして車体の大きさが決まると、車両のスタイルをどうするか鉄道会社は考えます。このときドアや窓、車輪などの大きさを用途に合わせて決めるほか、どのくらいのスピードで走るのかといった性能もデザインされていきます。もちろんドアや窓の大きさは車両によってまちまちですし、見えないところでは車両の「パワー」もその目的によって変わってきます。

 ここではそうした「大きい車両」を5つの尺度で見ていきます。なお以下内容は2020年4月現在のものです。

新幹線は車体が大きい

 新幹線の車両限界は在来線よりも大きく、その大きさいっぱいで造られたのが、東北・上越新幹線のE4系新幹線をはじめとする2階建て車両です。

 E4系の場合は全長2万5700mm、全幅3380mm、全高4485mmと、新幹線の車両限界(幅3400mm、高さ4500mm)いっぱいの大きさで造られています。これによって2階建てでも室内の高さ1900mmを確保。座席数も8両編成で817席と絶大な輸送力を誇ります。

 JRの在来線では、たとえばJR四国5000系は全幅2950mm、全高4070mmと車両限界いっぱいの設計となっていますが、新幹線には一歩譲ります。

車窓を売りにする豪華寝台列車 窓の大きさは日本最大

「大きさ」を実感できるのは車体サイズだけではありません。車窓を楽しむなら窓の大きさは気になるところですし、通勤利用であればドアの大きさも気になるポイントかもしれません。

 風光明媚な路線では、「車窓」を売りにする車両が走っており、窓を大きくとって見晴らしをよくすることが車両の魅力になっています。

 たとえばJR九州の豪華寝台列車「ななつ星in九州」の展望車は、複数枚の板ガラスを重ねた縦1.5m、横2.3mの超大型複層ガラスが使われており、製造元の日本板硝子によると「鉄道車両用複層ガラスとしては日本最大の大きさ」とのことです。

 一方で大きなドアは通勤電車で見られます。ドアを大きくする理由は、一度に大勢の乗客が乗り降りできるようにすることで、駅の停車時間を短縮することが狙いです。関東では、東京メトロや小田急電鉄などが1990年代から、ドアの幅が広い「ワイドドア」車両を導入しています。

 現在もワイドドア車両を運用しているのは東京メトロで、東西線05系の一部と15000系は、1800mm幅のドアを採用しています。一般的な通勤形車両のドア幅が1300mmなので、それよりも500mmも幅広になっています。

 ほかにも小田急電鉄の1000形が2000mm幅のワイドドアを採用していますが、現在はドアの開口幅を1600mmに狭めて運用しています。

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