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Wednesday, April 15, 2020

手のひらサイズの4×4! 「京商ミニッツ4×4」を思う存分走らせる! - GAME Watch

 京商は、RCカー「京商ミニッツ4×4 レディセットトヨタ 4ランナー(ハイラックスサーフ)」と、「京商ミニッツ4×4 レディセットスズキ ジムニーシエラ」3月28日に発売した。価格は各25,000円(税別)。「トヨタ4ランナー」はメタリックレッドとダークグレーメタリック、同時に「ジムニーシエラ」はキネティックイエローとジャングルグリーンのカラーバリエーションがある。

 「レディセット」とは送信機(プロポ)が1パッケージとなっていることを指す。本格的なRCカーは部品を組み立て、送信機と電波によって動かすサーボ(コントロール装置。RCカーの場合はアクセルとステアリング用に2つ使う)が別売だったりするが、本商品は組み立て済みで、"Ready(レディ)"の名前の通り、購入してすぐに走りが楽しめるのだ。

【KYOSHO MINI-Z 4×4 Readyset Toyota 4Runner (Hilux Surf)】

 「京商ミニッツ4×4」の車体は全長19.3cmという手に乗るような小ささで、パワフルな走りが楽しめる。ミニカーのような見た目に反して、本格的なRCカーならではの迫力ある挙動と、細かなコントロールが楽しめる。何よりタイヤを大きく動かし、不整地な地形を走破するその迫力が良いのだ。

 今回は神奈川県厚木にある京商本社に行き、本製品の説明を聞きながらたっぷり楽しんできた。この商品の魅力を語っていきたい。

 ちなみに「京商ミニッツ4×4」はコロナの影響もあり現在ファストロットは完売、セカンドロットの販売をを5月上旬に予定している。ゴールデンウィーク頃には全国の模型店、ネットショップ、家電量販店などで購入できるようになる予定だ。現在、一部のネット販売などでは高価な値段がつけられているが、セカンドロットの販売情報で予約を受け付けるネットショップもきちんとあるので、欲しい、と思った人は値段をきちんと見て注文して欲しい。

「京商ミニッツ4×4 レディセットトヨタ 4ランナー(ハイラックスサーフ)」と、「スズキ ジムニーシエラ」。小さなサイズながら本格的な走りができ、スケールモデルに負けないリアルな造形も楽しめる。非常に楽しいオフロードRCカーだ

モデラーもうならせる造形と、ラジコンファンが楽しめるカスタマイズ性

 さて、「走らせる面白さ」をお伝えしたところで、いよいよその感動がどういったメソッドで産み出されているかを見ていきたいと思う。

 まずパッと見た目で驚かされるのが、そのボディの再現度である。ホビーR/Cは、通常「ポリカーボネート」と呼ばれる、耐久力は強いが凹凸の少ない透明の樹脂で成形されている。

 この素材は非常に丈夫でしなやか、破損しにくい特徴があり、高速でぶつかったり横転したりするR/Cカーのボディには欠かせない。反面、細かなディティールのモールドには限界があり、自動車らしさを表す為に部分的にプラパーツを用いたりシールで再現したりする事で対応する。

 しかし本製品はABSという、細かなモールドを表現しながらもしなやかで割れにくい、プラスティックに近い樹脂で成形されている。その結果、実車をスケールダウンしたボディを再現している。1/24スケールのプラモデルのボディそのものであると言っていい。

 そして特筆すべきは、そのディティールを、さらに素材によって塗り分け、エンブレムも微細に再現していることだ。

 パッと見ても素晴らしいが、凝視するとその細かさにため息が洩れるだろう。

 先程、プラモデルそのものと言ったが、1/24スケールの自動車のボディで、このレベルの塗装を個人で行なうにはかなりの年月の修練が必要だと断言できる。京商の生産ラインにおける塗装は、まさに職人技で施されていると言っても過言では無い。

 無論、単に走らせる事が目的であればここまで凝る必要はないとも言えるが、ディスプレイするだけでも惚れ惚れするボディが、なおかつ走るという感動を味わって貰うという心粋を感じさせる。

 また、カラーリングのバリエーションに加え、市販のプラカラーで塗装可能な白ボディも別売されるのも嬉しい配慮。

 GAME Watch読者ならば、近未来の武装集団よろしくミリタリーテイストにウエザリングして「ヒャッハー」な感じを出したり、好きなキャラクターを描いて「痛車」をリーズナブルに手にしたりと楽しみたいところだろう。

 そして外観の素晴らしさは、ボディだけではない。車と言えば、やはり重要なのはタイヤ。車体同様、メーカーに許可をとってパターンやロゴに到るまで再現しているのは当然としても、ゴム製の中空成形でありながら車重を受け止め、それでいて押すと凹む弾力性を持ってキチンとグリップするのがスゴい。また、タイヤとボディとの間のクリアランスも、実車を意識しながら、若干浮かせた車体に対しての見映えと走行性能が計算し尽くされている。

 ディフォルメまではいかない、コミカル一歩手前のカッコよさがあるのだ。

 そんなボディを外すと、スチール製のラダーフレームに各種樹脂製パーツを組み合わせて硬性を確保したシャシーが現われる。

 ミニッツならではのコンパクトにまとめられた電装系のメカも見物で、特にミニッツの特徴である、このコンパクトサイズで実現したリニアに切れるステアリングサーボは注目点。トイラジにありがちな、ジャッ……ジャッ……という大ざっぱな挙動とは一線を画し、ステアリングを切った分だけ曲がる、という操作性を実現している。

 そして最注目はやはり、本製品ならではの走行を可能にする駆動系。ダンパー(懸架装置)は、完成R/Cとは思えないロングストロークに対応した新設計ショックアブソーバーを組み入れている。そしてラダーフレームに吊り下がったリンク式の前後ソリッドアクセルサスペンション(車軸懸架)は、左右の内輪差を解消する為のデファレンシャルギアを廃し、リジッド式にする事で、フルタイムで4輪を駆動させている。これにより、凹凸で車輪が浮いた状態でもタイヤが回転し続け、走破性が向上している。

 さらにメインギヤユニットには、過剰な負荷がかかった際にトルクを逃がして駆動系を保護するスリッパークラッチも用意されている。

 これらの組み合わせが、最初にネーミング案にあった「クローラー(無限軌道)」と見紛う走りを実現させているのだ。

 また、付属の6つのピニオンギアで調整無しでハイスピードから超ローギアなどに走りを変更できるのも嬉しい配慮と言えよう。さらに「ジムニーシエラ」にある様に、ヘッドライトやブレーキランプ(ブレーキと連動する!!)など、拡張性も魅力。

 ボディに留まらず、全パーツが別売り対応なメンテナンス製と合わせ、初心者にも始めやすく、それでいて突き詰めようとすれば奥深い製品でもあるのだ。

「MINI-Z」シリーズ20周年モデルの名を冠し、次の20年の幕開けに相応しい意欲作だと言える。

「MINI-Z」

 「かけがえのない人生を、ホビーを通じてイノベイティブに癒やす」
 その為に、「楽しさの原点を届けたい」。

 そんな京商のスピリッツを味わいながら、童心に返ってみてはいかがだろう。

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