南会津町の駅に止めてあった野岩鉄道の車両から行き先の表示器などがなくなっているのが見つかりました。
警察は、何者かが営業時間外に駅構内や電車内に侵入し盗んだとみて窃盗事件として調べています。
被害にあったのは、南会津町の野岩鉄道会津高原尾瀬口駅に止めてあった２両編成の普通列車です。
警察によりますと、この列車は、３日前、３１日の夜９時半頃に、この日最後の運行を終え、そのまま会津高原尾瀬口駅に止めてありましたが、翌朝５時半ごろ始発列車の運行を担当する社員が出勤してきたところ、車両の前後や側面にあわせて１０個あった行き先や電車の種別の表示器がすべてなくなっていることに気づきました。
車両の鍵や窓ガラスが壊された形跡はありませんでしたが、列車の外側からすべて取り外すのは難しいため、何らかの方法で列車の中にまで侵入した疑いがあるということです。
この影響で、被害があった列車が運行できなくなったため、野岩鉄道は急きょ別の車両を使って始発列車を運行しました。
インターネット上では、廃車になった古い列車から取り外された表示器などが売り買いされているということで、警察が窃盗事件として捜査しています。
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