スズキは、緊急時の自動通報や車のエアコン操作をリモートでできるコネクテッドサービス「スズキコネクト」を、12月24日発売のスペーシアシリーズから導入を開始する。利用料金は月額550円。
オペレーターサービスやスマートフォンアプリにより、事故や緊急時に消防・警察への通報をサポートする「スズキ緊急通報(ヘルプネット)」、車両に発生したトラブル解消をオペレーターがサポートする「スズキトラブルサポート」と、遠隔でのエアコン操作などのリモート操作や駐車位置、運転履歴などの確認が可能な「スズキコネクトアプリ」で構成される新サービス。車両でデータの送受信を可能にする車載通信機(DCM)を搭載することで実現する。
オペレーターサービスは24時間365日対応。スズキ緊急通報(ヘルプネット)と、スズキトラブルサポートの2種類を設置する。ヘルプネットでは、エアバッグが展開するような事故の発生を検知し、自動で緊急通報。車両の衝突情報や位置情報をヘルプネットセンターへ送信する。オペレーターの問いかけに返答が無い場合は消防や警察署へ連絡してくれる。体調が悪くなった場合や、あおり運転の被害に遭った場合は、車内のSOSボタンを押すことでヘルプネットセンターにつながり、オペレーターを通じて消防や警察などへ連絡を任せることができる。
スズキトラブルサポートは、警告灯の点灯やパンク、バッテリー上がりなど、トラブル時にスズキコネクトアプリから連絡することで、オペレーターがアドバイスをしてくれる。ヘルプネットからの取り次ぎにも対応し、保険会社やロードサービス、販売店などとの調整もサポートすることで利用者の負担を軽減する。
スズキコネクトアプリは、スマートフォンで離れた場所から車両状態を確認したり、一部機能を操作したりできるアプリ。
離れた場所からスマートフォンで車のエアコンを操作できるほか、ドアロックやハザードランプの消し忘れをスマートフォンに通知し、車両に戻ることなく遠隔でドアロックなどの操作ができる。
スマートフォンで車両の駐車位置を確認できるほか、ハザードランプの点滅、駐車位置を示したURLを他人と共有することもできる。
過去の運転時間、走行距離、平均燃費、急発進、急ブレーキの回数や場所、運転開始や終了の場所をスマートフォンに表示。自分の運転を振り返ることができる。車検や法定12カ月点検の時期も通知してくれる。
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