東日本旅客鉄道(JR東日本)は6月7日、場所や時間にとらわれない多様な働き方やくらしの実現に向けた「新幹線オフィス」の実証実験第2弾を、6月14日から実施すると発表。北海道旅客鉄道(JR北海道)と連携し、東北・北海道新幹線「はやぶさ」の全列車の1号車を「リモートワーク推奨車両」として新幹線オフィスとして利用できる。期間は6月14日~7月16日までで、土休日を除く。
この取り組みは、はやぶさの全列車(1日あたり上下計60本)の1号車を「リモートワーク推奨車両」と設定し、始発駅から終着駅までの区間で新幹線オフィスとして利用できるというもの。通常、新幹線の座席では携帯電話などでの通話を控える形となっているが、リモートワーク推奨車両においては、座席にてウェブ会議や携帯電話などによる通話が可能となっている。
一部の対象列車・区間においては、効率的なリモートワークを体験するためのツールを貸し出すという。なお、案内スタッフが添乗する一部の列車では、利用者がアンケートに協力すると、シェアオフィス「STATION BOOTH」の無料利用チケットがプレゼントされる。
利用には、必要な乗車券類(乗車券、新幹線特急券など(新幹線eチケット含む))を購入し、対象列車に乗車。リモートワーク推奨車両の利用にあたっての追加料金はなく、自由に対象車両に移動し、空いている座席を利用する形となっている。
このほか、新幹線降車後の移動を想定したレンタカー車内で活用できるビジネスキットの提供や、更なる新幹線オフィスの快適性の向上を目的として、デスク環境やパーソナル空間づくりの検討も行うとしている。
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