JR東日本が6月17日に相模線の新車両を発表した。今年の秋ごろから導入する予定で、4両編成を計12編成新造し、現在走っている車両との置き換えを目指す。
30年ぶり新調
「E131系」はワンマン運転に対応しており、車両側面のカメラを通じて乗務員が運転台から乗客の乗り降りが見られるほか、各車両に防犯カメラや非常通報装置も設置。乗り換え案内の大型ディスプレイ、車いすやベビーカーのためのフリースペースも各車両に設ける。ワンマン運転は単線の御殿場線(JR東海)などで導入されており、一部駅では運転手がドアを開閉したり、運賃箱のチェックなどを担う。JR東日本によると、相模線でのワンマン運転実施については未定という。30年前に導入された現在の205系は、すべて入れ替える方針。
相模線では沿線自治体がリニア新幹線や新幹線新駅設置などを視野に、複線化を求めている。利用状況は80年代から3倍程度に増えたが、ここ数年は大きな伸びがない。
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