[ワシントン 3日 ロイター] - ホンダ7267.Tは3日、米アリゾナ州で8月20日に2002年型「シビック」が衝突事故を起こし、運転手が死亡した問題で、米道路交通安全局(NHTSA)と共同検証した結果、タカタ製の欠陥エアバッグ・インフレーターが原因と認定したと発表した。
タカタ製の欠陥エアバッグ・インフレーターに関連する米国での死者は17人目。
問題のインフレーターは異常破裂し、金属の部品片が飛び散る恐れがあるため、米自動車業界史上で過去最大のリコール(回収・無償修理)が実施された。2009年以降、関連が指摘される死者がホンダ車で15人、フォード・モーターF.N車で2人出ている。タカタ製の欠陥エアバッグ・インフレーターによる負傷者は世界で290人以上に上り、死者は26人を超えている。
ホンダによると、2002年型シビックは2011年12月以降、運転席側のエアバッグ・インフレーターがリコール対象となり、助手席側のエアバッグ・インフレーターは14年にリコールされた。
ホンダはリコールを通知するため、登録された所有者に8年にわたりメールを送るなどして繰り返し連絡を試みた。今回事故が起きた車両は修理されておらず、死亡した運転手は車の名義人ではなかった。ホンダによると、リコールを知っていたかどうかは不明。
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タカタ欠陥エアバッグ、米国で17人目の死者 ホンダ車両で8月に - ロイター
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