十六銀行は２９日、移動現金自動預払機（ＡＴＭ）として利用できるバス型車両「地域応援車両」１台と災害発生時に電源供給などができる「緊急災害対策車両」２台を導入し、６月下旬に運用を始めると発表した。地域のインフラとしての金融サービスを強化するのが目的で、今後、緊急時に自治体への貸与も検討する。総投資額は非公表。災害対策車両を導入する地方銀行は全国でも珍しい。
地域応援車両はトヨタ自動車の「コースター」を改造。ＡＴＭを１台乗せているほか、発電機や衛星電話も搭載した。また車両側面には５８インチサイズのデジタルサイネージを２枚搭載。クラウドを使って、リアルタイムで必要な情報を知らせられるようにした。災害時には地震や天気の情報を、イベント会場で使用する際にはイベントに関連する情報を掲示する。またコンサルティングブースもあり、相談に乗れるようにした。急病人の救護用に自動体外式除細動器（ＡＥＤ）も搭載した。
緊急災害対策車両はトヨタ自動車のピックアップトラック「ハイラックス」を改造し、陥没や冠水しているような悪路でも走行可能。発電機とＡＥＤ、衛星電話を搭載した。同行本店ビル（岐阜市神田町）と名古屋ビル（名古屋市中区）に１台ずつ配備。地域応援車両も災害対策車両もいずれも搭載している発電機は同じ性能で、スマートフォンを同時に２００台充電できる。
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May 30, 2020 at 07:14AM
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十六銀が災害対策車両導入 ＡＴＭ搭載、悪路でも走行可能 - 岐阜新聞
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