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Monday, April 6, 2020

GMF 時代に合わせた特殊車両を製作|製品・IT|物流ウィークリー - 物流ウィークリー

 GMF(川本一仁社長、大阪市西区)は、ロケットや人工衛星といった超重量物を輸送する運送事業者の多種多様なニーズに応えた特殊車両やトレーラを製作している。昨年10月に幕張メッセで開催された「2019ITV・次世代ビークル展」に出品した車両は、来場者の注目の的となった。

 車両メーカーから独立して同社を立ち上げ、今も自ら設計するという川本社長。「当社が手掛けるのは、大半がステアリング式やエアサスが付いた特殊な車両。普通の16輪はほとんど売ったことがない」とし、「時代によって荷物も変わってくる。それに合わせて新しい車を作っていかなければ」と進化を止めない姿勢を見せる。「20年前からこの事業を展開しているが、当時に比べたら、今ははるかに新しい技術を採用している。ステアリング付きの車両もどんどん構造が変わっているが、荷物が巨大化していく中で、ユーザーのニーズに合わせることが重要」。

 同社が日本で設計し、中国で現地メーカーと組んで車両を製作。それを国内に輸入して販売する流れ。「中国工場には経験豊富な日本人スタッフが常駐しており、品質と物流を徹底管理している。煩わしい緩和申請や並行輸入申請も請け負う」という。

 道路事情も以前とは大きく変わってきているため、「昔の車では走れない。その点、当社製の車両は長くても簡単に操舵できるような設計にしている」とし、「普通のトレーラに慣れているドライバーだと大回りしてしまうが、内回りできれいに曲がれる」と操作性に自信を見せる。

 同社では、「年間60台程度の製作が可能」だという。川本社長は、「特殊製品の輸送コンサルも行っている。ぜひ相談頂ければ」と語る。

◎関連リンク→ 株式会社GMF

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