一般的には「通勤電車」が高い加速力を持つが…
「加速力が高い鉄道車両」を5つ紹介します。
電車の場合、一般的に停車駅が少ない特急形は最高速度を、停車駅が多い(加減速が多い)通勤形は加速力を重視した設計になっています。現在の電車における加速力は、おおむね通勤形が2.5km/h/sから3.0km/h/s、特急形が2.0km/h/sから2.5km/h/sです(数字が大きいほど加速力が高い)。
阪神電鉄「ジェットカー」
阪神電鉄は、平均駅間距離が約1kmと短く運転本数も多いため、普通列車は待避線のある駅までできる限り速く進み、後続の特急や急行に進路を譲る必要があります。そのため阪神電鉄では伝統的に、普通列車には加速力の高い専用車両「ジェットカー」を使用しています。
ジェットカーは、1977(昭和52)年から導入された5001形で4.5km/h/s、1995(平成7)年以降に登場した車両で4.0km/h/sという高加速。阪神電鉄の特急に使われる車両の加速力が2.8から3.0km/h/sですから、約1.5倍の加速力です。
一般的に、速度が上がるにつれて加速力は鈍りますが、それでも最新のジェットカーは90km/hに達するまで約25秒。加速中に吊り革を見ると、進行方向反対側に傾いているのが肉眼でもわかるほどです。
N700系新幹線
高密度運転を行う東海道新幹線では、最高速度の向上と同時に加速力の向上も重要な課題でした。各駅停車である「こだま」の加速性能を高めれば、それだけ後続の「のぞみ」が速度を落とすことなく走れます。また加速が早くなる分、線路が空くのも早くなるため、列車本数も増やせます。
N700系は東海道新幹線の速度向上と運転本数増加を目的に、最高速度はもとより加速性能の向上も視野に入れて開発されました。性能的には、140km/hくらいまでの平均加速力は2.6km/h/s。この数字は、在来線を走るJR東日本の通勤形車両E231系やE531系などが40km/h程度まで維持する加速力2.3km/h/sを上回るもの。N700系は、通勤形並みの加速力を新幹線で実現した画期的な車両です。
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