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Wednesday, March 4, 2020

営団地下鉄初の冷房車両、03系が引退 32年活躍した日比谷線の旧型車両(鉄道コム) - Yahoo!ニュース

 3月4日、東京メトロ03系の03-136編成が、車両解体施設のある旧北館林荷扱所へと回送されました。同編成は03系最後の編成で、これにより営業線から03系は姿を消すこととなりました。
 03系は、1988年に登場した日比谷線用の車両。当時逼迫していた日比谷線の混雑緩和策として、1994年までに42編成が製造されました。
 車体は18メートル級3ドアですが、うち10編成は、両端各2両のドアを5か所に増やして製造。ドア数を増やすことによって乗降時間の短縮を図りました。
 また、営団地下鉄(当時)としては初めて、デビュー時から冷房を搭載した形式でもあります。
 冷房機器は、屋内を冷やす代わりに、室外機によって熱を屋外へと放出します。かつての営団地下鉄では、冷房使用でトンネル内に熱がこもることを避け、車両冷房の使用による電気代の上昇を防ぐため、車両の代わりに駅やトンネルへ冷房を設置し、気温上昇対策としていました。
 後に、駅やトンネルの冷房設備が整うとともに、車両の省エネルギー化が進んだことにより、方針を転換。1987年に車両冷房の設置を決定し、翌年に登場した03系が、初めて冷房を設置した形式として登場したのです。
 デビュー後の03系は、北千住~中目黒間の日比谷線のほか、相互直通運転先の東武伊勢崎線(東武スカイツリーライン)、東急東横線(2013年3月まで)で活躍。田園都市線鷺沼駅横の鷺沼工場で検査を受けるため、回送列車として大井町線や田園都市線を走る姿も見られました。
 2016年に登場した13000系によって、03系は置き換えが進められました。最後に残った03-136編成は、2月28日の運用をもって営業運転を終了。3月2日から4日にかけて、旧北館林荷扱所へと回送されました。
 なお、今回の03系引退に際しては、さよならイベントの開催はありませんでした。
 東京メトロの担当者は、「千代田線の6000系が引退する際にさよならイベントを開催したところ、一部の鉄道ファンがホームや車両に殺到する事態となり、運行に支障が出たほか、多くのお客様にご迷惑をお掛けする事態となった」としており、駅や車内での混乱を避けるため、告知せずに引退させることとなったようです。

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March 04, 2020 at 12:35PM
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